イスタンブールの悲劇~さよなら私のバックパック~


前回、ヘロヘロになりながら深夜に
宿泊場所のゲストハウスにたどり着いた私たち。


荷物を置いて、
ひとまずシャワーを浴びることにしました。

今回泊まっているゲストハウスは、
シャワーが共用なのでまずは私から入ることに。



1日ぶりのシャワー。
暖かいお湯に疲れが流されます。
気持ちいいぃぃ。


こういう時は湯船にゆっくり浸かりたいけど、
ヨーロッパはシャワーのみのところが多いのが
残念ですよね。


もしヨーロッパに住んで家を建てるなら、
絶対トイレお風呂別で、
お風呂は日本式にする予定です。(なんの話)




シャワーを終えて部屋に戻り、
スーとバトンタッチ。

スーがシャワーに行く準備をしていました。


私はというと、シャワーを浴びてスッキリしたし、
ベッドに入ってスーパーリラックスモード☆

そういえば、薬飲まないといけないんだった!
と思いだし、バックパックを探しだしました。




あれ…?
ちょっと待って…私のバックパックは…?



スー…私のバックパックがない!!

イスタンブールでバックパック紛失

一気にシャワーで温まった体が冷たくなりました。





やばいやばいやばいやばい!!!!

どうしようどうしようどうしよう!!!!





ビデオの早戻しのごとく記憶を遡ると、

タクシーの中に忘れてきた!!!

ということを思い出しました。


私が1度タクシーの外に出て、
宿泊場所があっているかを確認したのですが、
その際車の中にバックパックを置いて出たのです。

そのまま後ろのトランクに積んでもらっていた
荷物を降ろしてさよならしてしまうという、、、



もうさー…
マヌケとしか言いようがない( ;∀;)



バックパックの中には、

  • 財布(クレジットカード、デビットカード含む)
  • 現金8万円ぐらい
    (ウェディングパーティーのために多めに入ってた)
  • iPad
  • 家の鍵
  • ミュージアム入場券
  • メイク道具

などが入っていました。

見事に大事なものばかり( ;∀;)


リアルに泣きました。

唯一助かったのは、
パスポートだけは手元にあったということ。
これだけは不幸中の幸いでした。



一通りパニックになり、
スーに喚き散らしたら少し気分が落ち着いたので、

まずは、
クレジットカード等を停止させます☆

私たちはSIMが無く電話ができなかったので、
日本にいる母に連絡して止めてもらいました。

本人以外でも事情を話せば、
誕生日や登録している電話番号で
停止できるようです。




その後は現地警察に届け出ることにしたのですが、
なにぶん電話がないため、直接向かうことに。


ほんと今考えたらすごい無謀なんですけど、
なんか居ても立っても居られなかったんですよね。

せめて出来ることはしておきたい…的な。




深夜2時頃にイスタンブールの町中を
警察署を求めて1時間ぐらい歩きました。


ちなみにイスタンブールは、
割と深夜でも人通りが多く、
警察もたくさんパトロールしているため、
危なそうな路地さえ入らなければ、
そんなに怖い感じではなかったです!


あと、イスタンブール(トルコ全体なのかな?)は
旅行者はパスポートの携帯義務があるようなので、
外出時は持ち歩く必要があります。
(警察に止められている旅行者を見かけました)



あまり深夜にイスタンブールの町中を
徘徊することはないかと思いますが…

参考までに☆




そんなこんなで、警察署…というか
日本で言う派出所みたいなところへ到着。

屈強なハンサム警察官が
話を聞いてくれたのですが、

「ここは管轄じゃないから、
ポリスセンター(警察署)の方へ行ってくれ」

とのことでした。


ポリスセンター(警察署)までは、
そう遠くなかったのでそのまま歩いて向かうことに。




申し訳なさと、情けなさと、悲しさとで
ずっとウジウジしている私を、
慰めながら歩くスー。


後で母に話を聞くと、
ハプニングが起こった時こそ本性が出るから、
スーと私が大喧嘩してるんじゃないかと、
バックパックよりその心配ばかりしてたらしい(笑)


しかし、ありがたいことに(?)
そんなことは1ミリもなく、

スー
スー

命があるから大丈夫よ。
ケガもなにもしてないし♪

とスケールが大きすぎる慰められ方を
してました( ̄▽ ̄)

スーちゃん…あんがとね。



そうこうしているうちに
ポリスセンター(警察署)へ到着。

受付のようなところで
事情を話そうとしたのですが…


ここの警官たちは、
あまり親切ではなく…

すっごく私たちを馬鹿にした態度で
「英語わかんないから、明日また来てよ~」
と追い払われてしまいました。


今まで出会ったトルコの人たちが、
みんな親切な方ばかりだったので、
なんだかショック…。

(結局翌日もう一度行った時も、
「トルコ語を話せる人を連れてこい」
と一切話を聞いてくれなかった)


トルコ語を話せない私たちも悪いですが、
ケータイで翻訳もできるのに
何も取り合ってくれないのは、
旅行者にとっては不安だし困りますよね。


ちなみなイスタンブールの警察情報ですが、
アヤソフィアの近くにある「ツーリストポリス」
は英語も通じ、
とても親身に相談に乗ってくれます!

イスタンブール旅行中にトラブルに遭った場合は、
こちらに相談するのをおすすめします♪
(相談するようなことがないのが1番ですけどね☆)



警察署でのモヤモヤを抱えつつ、
ゲストハウスへ帰宅。

時間は深夜4時頃。

不安と悲しみでなかなか眠りにつけず…




なんてことはなく。
疲れ切っていたのか速攻爆睡しました。

こうゆう図太いところがあるのよね、
私もスーも。




そうして、長い長い1日が終わりました。

移動、アパート探し、バックパック紛失
というなかなかな幕開けとなった
「ヨーロッパ旅行」。



今後はどうなることやら…。

さよなら私のバックパック…(´;ω;`)




翌日もバックパックを探し求めたり、
求めなかったりします…(笑)





続く。

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